Release 2017.2.7 / Update 2018.3.21

(日本語) Fusion Tutorial 05 :次元ワープ

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SF映画やドラマでよくある宇宙空間のワープとかタイムスリップする時の表現。Fusionだと内蔵のジェネレータだけでもそれなりに再現出来ます。

今回はそんな時空を駆け抜ける映像を簡単に作って見ます。

時間設定

ルーラーで時間枠を90フレームに設定

素材の作成

“FastNoise” Tool

空間を駆け抜けるベースイメージを用意します。

“Tool”を呼び出すにはShift+Spaceです。

Noise タブ

  • Detail 「10.0」
  • Scale 「12.0」

Color タブ

  • Color1 R 「0.0」、G 「0.0」、B 「0.7」、A 「1.0」

“Shape3D” Tool

3次元オブジェクトの「筒」を作り、表面にベースイメージを貼り付けます。

ノード : “FastNoise” Tool → “Shape3D” Tool

Controls タブ

  • Shape 「Cylinder」
  • Height 「150」
  • Subdivision Level(Base) 「200」
  • Subdivision Level(Height)「200」

このオブジェクトを中から覗き込むと形が見えてきます。カメラのセッティングを楽にするため横に倒しときます。

Transformations タブ

  • Z Offset「-70.0」
  • X Rotation 「90.0」

空間を構成

“Merge3D” Tool

3D ToolをまとめるためのMergeツールを用意します。前述のShape3Dを接続。

ノード : “Shape3D” Tool → “Merge3D” Tool

“Camera3D” Tool

Mergeに接続。Viewに“Merge3D”を投げ込んで“Camera View”を表示。

ノード : “Camera3D” Tool → “Merge3D” Tool

ランダムな模様のベースイメージを、貼り付けた「筒」を中から覗き込むことで、ワープ空間ぽいイメージに出来ました。後はベースイメージをアニメーションするだけなんですけど、その前にひとつアクセントをつけます。

加工&アニメ

「筒」自体をグニャっと曲げて、カーブする感じを出します。

“Bender3D” Tool

“Merge3D”ノードの前にToolを足します。スペースバーを押しながらライン上にドラッグすると、自動的に入出力が繋がります。

ノード : “Shape3D” Tool → “Bender3D” Tool → “Merge3D” Tool

Controls タブ

  • Amount「0.4」
  • Axis「Z」
  • Center「1.0」
  • Range Min「0.74」
  • Range Max「0.9」

Rangeの範囲だけを歪ませることで湾曲させます。ここで変な形になってしまう人は元のShape3Dの“Subdivision Level”が0か低い状態です。つまり、このBender3Dはオブジェクトの分解能(Subdivision Level)に沿って歪むので注意してください。

“Transfrom” Tool

ベースイメージをアニメーションさせます。前回のEdgesを適用することで簡単にループアニメになります。

“Transform” Toolは“FastNoise”の直後のノードとして挿入します。

ノード : “FastNoise” Tool → “Transform” Tool → “Shape3D” Tool

スペースバーを押しながらライン上にドラッグすると、自動的に入出力が繋がります。

Edges「Mirror」

Ruler「0フレーム」でCenterをAnimate

Center「X0.0、Y0.0」

Ruler「90フレーム」へ

Center「X0.0、Y1.0」

更に空間内をぐるぐるカーブする感じを出したければ、“Bender3D”のAngle・Rangeもキーフレームをつけてください。

イメージ変換

“Renderer3D” Tool

2Dイメージに落とします。

ノード : “Merge3D” Tool → “Renderer3D” Tool

工程はこれで完成です。動画ファイルに書き出したければ“Saver” Toolを使ってください。

“Camera3D”のX-Y Rotationなど、他のツールもアニメーションさせれば操縦しているようなふらつきも表現出来ます。

ベースイメージへ更に手を加えたり素材自体を変更すれば、印象や世界観をガラッと変えることもできます。色々自分になりに手を加えて応用してください。

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