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仕事で使っているWacomのペンタブレットは特定の状況で全く役に立たないことがありました。長らくマウスを持ち替えたりしてその不便さを受け入れてきましたが、どうやら希望の光があったので、ここに記しておきます。
環境
使用しているのはWacomのペンタブレット「intuos3」。かなり年季が入っていますが、特定の状況でなければ、全く問題がなかったのでまだまだ現役です。
OS環境はWindows7 Professionalです。
症状
- google chromeなどのブラウザで動画などの再生ボタンなどが押せない(多分Flash絡みのアイコン)
- Adobeのイラストレータでうまくカーソルが動かない、カクつく
- Fusionでの“Paint” Toolでうまく線が描けない
ずっと不具合か故障かと思っていましたが、他のアプリケーションでは全く問題なく、改めて症状が現れる状況をまとめたところ上記の通りで…。これは何か原因がありそうだと気づいたので、策を探りました。
対応策
タブレットドライバの設定
具体的な原因を細かく追求していませんが、おそらくWindowsのOS自体が悪さをしているような印象です。それは「デジタルインク機能」と呼ばれるOSの基本機能で、Wacomのドライバがこの機能を優先させていることに問題があるようです。調べてみるとこちらにこのような対応策がありました。
以下は自分の環境での説明です。よって状況で場所が違うかもしれませんがあしからず。
OSのコントロールパネルにある「ワコム タブレットのプロパティ」を開く。
「マッピングタブ」を選ぶと「デジタルインク機能を使う」というチェック項目があり、デフォルトで入っているので外す。
この設定だけでブラウザでの「再生ボタン反応しない」不具合はなくなりました。ただし、イラストレータなど画像処理系のアプリケーションではまだカクカク感が残ります。
コントロールパネル「ペンとタッチ」の設定
もう少し調べてみると、WindowOS自体にペンの設定をするコントロールパネルがあります。
ここに入っているチェック項目を片っ端から外します。
Fusionでは普通に絵が描けるようになりました。イラストレータは重いファイルを扱うせいなのか、他の設定があるのか、で何ともなんですけど大分改善されています。少なくとも「全く使いものにならない」レベルではなくなりました。
そういえば、何度もドライバをインストールし直しても改善しなかった記憶があります。同じような症状で諦めていた方は試してみると良いかもしれません。