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発売から大分経ちましたが、1ヶ月使ってみた感想などを書いてみたいと思います。
結局、入手してから、毎日触ってしまうので、このサイトの更新もままならない状態なんですが、踏ん切りをつけるためにも、まとめとしてレビュー書きます。
パッケージ
中身は以下の通り。
- 本体(ディスプレイ)
- Joy-Con コントローラ x 2
- ストラップ x 2
- ACアダプタ
- Dock
- HDMIケーブル
コントローラー
Joy-Con
コンパクトですが、色んなところにボタンが配置されています。
小さいですけど、握りづらいというほどではないです。それも人によるのかな。サイズは単三4本分くらいといったところ。
ストラップ
本体とコントローラーを切り離して使うとき、グリップを落とさないようストラップがそれぞれに付属します。
親戚の子供と遊んだ時、案の定放り投げてしまったので、確かに大事なパーツです。ただ、取り付けたり、外したりがいちいち面倒なのと、差し込む方向が間違えたりするので、厄介な存在でもあります。しかも、電気的回路もない簡単な機構っぽいです。
ひょっとしたらそのうち類似品が100円ショップで出てくるかもしれないですね。
別売りアクセサリ
また、別途で買ったアクセサリのソフトカバーが便利です。
ちょうど握る部分が出っ張っているのでガッチリ摑めるし、ゴム系の質感なのでグリップしてくれます。ただし、このままだとJoy-Conグリップにはまらないので、そのときは外す必要がありますが。
最初は「このソフトカバーは失敗したかな」と思ってましたが、今は満足しています。何故ならJoy-Conグリップは単なる固定器具でしかなく、両手別々で持っても充分操作できます。
なので、Joy-Conグリップを使うことは無くなりました。
逆に、切り離して使う方が両腕を自由にできるメリットが大きいです。例えば今までソファーに寝そべってTV画面見ながら遊んでも、結局コントローラーはお腹の上に置いたりして型を強制させられていたわけです。が、Joy-Conなら両手操作でも腕さえダラっとして操作できます。軽いので、挙げても疲れないし。何で今までこうしなかったんだというくらいラク。他メーカーのゲーム機も真似そうなくらい良いアイディアです。
このソフトカバーは本体に接続なら問題ないので、結果、つけっぱなしで使っています。
外部接続
ドック
本体のディスプレイで遊ぶ以外に、ドックに収めることで家庭のTVでもゲームできます。「携帯モード」から「TVモード」の切替はドックへ抜き差しするだけです。HDMIケーブルも付属しているので、本体とソフトだけあれば、すぐTVで遊べます。
スケーリング性能のせいか、一体型ディスプレイで見る「携帯モード」だと若干ジャギー(斜め線のギザギザ)が出ますが、「TVモード」だとそれは目立たなくなります。ただ、ゲーム自体に没頭してしまうのでそういう部分は気になりません。単純に大きい画面の方がより細部を見渡せるので、虫を見つけたいときとか(ゼルダでは昆虫採集がある)TVにつなげてます。
それより気になるのはドックに接続するHDMIや、電源USBの端子です。それらの接続端子は裏にまとめられて蓋されるので、いちいち開けないとつけたり外したりできません。1つのケーブルで運用しようとすると結構面倒です。
そんなわけで、ドック周りのケーブル類は常に据え置き用として設置しておき、携帯して遊ぶ時などは充電用ケーブルを別途用意しておく必要が出てきます。
電源
USB Type-C端子接続のACアダプタが付属しています。
本体の充電端子、ドックの電源入力は共にUSB Type-Cなので直接指すことができます。
電源って特殊な端子にして「純正品で」ってのが多いので、共通規格で扱えるようにしてくれているのは嬉しいです。ただ、まだType-Cは新しいので、ちょっと値段が高めなのが苦しいところですが。
microSDカード
ダウンロード購入したソフトやスクリーンショットなどは、microSDカードを用意することで本体外へ保存できます。差込口はちょうど本体を立てかけるスタンドの裏に隠れています。
ここがちょっと疑問なところで、スタンドを開くと差込口が晒されるにも関わらずカバー的なものがありません。外に持ち出すとしたら、どんな環境で遊ぶか分からないので、もうちょっと気を使っても良いんじゃないかと思います。SDカードをつければ蓋にはなるけど、買わない人も居るわけだし。屋外でスタンド立てて砂塵が入り込んだら不安かな、と。
まあ、あくまで屋内の据え置き機という考え方なのでしょうか。
初回設定
説明書はありません。箱の側面に最初の設定方法だけ書かれています。「詳しくはWebで」と。
初回設定に関しては質問形式で進めてくれるので迷うということはありません。分厚い説明書用意されるより簡潔で分かりやすかったと思います。
欲を言うと、ボタンや端子があるかの一覧表くらいあってほしいなぁと思います。いまだに「どのボタンがどこ?」って混乱するので。
Home画面は3DSやWiiに比べるとシンプルであっさりしています。空白の四角がゲームソフト、下の丸アイコン群が設定やショップなどになってます。逆に言うと、付属で遊べるゲームは一つもありません。
ソフトダウンロード
実は今回の予約ではROM版を頼んでいたんですが、いちいちソフトさし替えたり、無くすと面倒だと思ったので、お店に無理言ってダウンロード版に変更してもらいました。なので、未だゲームカードを見たことがありません。
購入したのは、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」、「1-2 Switch」の2点です。
ROM版に比べて、外箱・説明書も実体もないダウンロード版の方が少々高いです。
外部メモリー拡張
「ブレスオブザワイルドは13GBある」という話だったので、外部メモリーとしてmicroSDカードを用意しました。何もせず買ったまま差し込みましたが、説明に従うだけでSwitch用として使えました。
ちなみに本体のメモリー自体は32GB。そこからシステム領域が確保されるので、実際に使えるサイズは26GBないくらい。
また、拡張したmicroSDカードは、Windows7でも通常のSDカードと同じように認識したので、スクリーンショットした画像ファイルも簡単に抜き出せます。
ニンテンドーeショップ
e-ショップソフトを起動し、購入したカードのシリアルナンバーを打ち込めばソフトをダウンロードできます。
ダウンロード時のWi-Fi環境は下り18Mbps(計測値)ほどで、2時間ほどかかりました。GigaBit有線ならもっと早いんでしょうが、それには別途アクセサリを用意する必要があります。
失敗談
ダウンロード後、設定メニューに「ソフトの詳細管理/データの整理」という項目があり、誤って操作してしまった所、一瞬でダウンロードデータが消えてしまいました。
結果、再ダウンロードで計4時間。試しにちょっとソフトを立ち上げてしまったので、出来てしまったセーブデータを消そうとしたんですけどね。
イタい失敗ですが、逆に、購入したものは簡単に再ダウンロードできるということは分かりました。そもそも、これは一時的に領域を確保するための機能らしく、ソフトデータのみを削除するようです。削除されるとクラウド的なアイコンで「実体はないよ」と教えてくれます。つまり、後から外部メモリーを用意しても、ソフトの移し変えは間に合うということになります(時間はかかるけど)。SDカードって、時と共に、より安く大容量になっていくので、勇んで用意する必要もなかったです。
失敗したセーブデータに関しては、ソフトごとにという考え方ではなく、アカウントごとにセーブデータが本体内に作られていくようです。なので、ユーザーを追加していけば、いくらでも新規のセーブデータが作れます。
諸々の使用感想
充電事情
本体充電
付属のAC電源は上述の通りドックに据え置きとしてしまったので、他でも充電したい場合、別途USB Type-Cケーブルを手に入れる必要があります。
充電に関するレポート書きました。(2017/4/13)
ということで、通常のUSB Type-C変換ケーブルを2種類手に入れて試してみました。家電量販店で買ったELECOM製と、Amazonで手に入れた謎メーカーの2本セット。その価格差は倍です。
付属のACアダプタを見ると、少なくとも充電に5V/1.5Aが必要なようです。
こういう類では、大きい電流を流す場合、それなりの品質のケーブルを使わないと機器にダメージを与えるらしいです。ただ、謎メーカーの方も、とりあえず充電してくれるので、今の所、寝床用、常備用とケーブルを使い分けてます。あくまで今のところ、この先何か良からぬことが起きるかもしれません…。
AC-DC変換の部分で安いアダプタは数多ありますが、こちらも少なくとも1.5A供給できるようなタイプが必要です。
実際、以前買った口数の多いAC-USBアダプタ(2A供給)で試すと、ipod touchとNintendo Switchを同時には充電できません。基本、1アダプタ1デバイスで考えとかないとダメです。
Joy-Con充電
Joy-Conコントローラはバッテリー駆動ですが、「基本セット」のみではSwitch本体に取り付けないと充電できません。つまり、終わったら本体に挿しておけ、と。
別売りでUSB有線で充電しながら使えるJoy-Conグリップも発売されているんですが、みんな同じように考えているのか売り切れ状態です。
というか、グリップ自体いらないと思うようになったので、これは購入しなくていいかなと思いつつあります。満充電から20時間くらいもつので、ほぼ実用面で問題は起きません。
ただ、そうなると充電もできないグリップを付属にする必要があるのかと疑問が湧きます。グリップを使うなら、終わった後いちいち付け替えないといけないし、そうでなければ存在自体忘れていきます。
ゲーム内容によっては役立つときが来るのかな?
金具の緩み
本体に取り付けて「携帯モード」で扱っていると、どうしてもJoy-Con片手で支える瞬間が出来てしまうんですが、多分、これによって金具の立て付けが悪くなり、左だけグラグラしてます(左利きのため)。操作に致命的な程じゃないですが、結構気になります。
3DSでも、しばらく使ってたら折りたたみのヒンジがグラグラしだして、とても立体で見てられなくなり、常時3Dオフという状況になってました。任天堂の製品は戦場でも動作するっていう高い堅牢性のイメージが強いですが、実はこういった立て付け部分はそうでもないので、扱いには気をつけたほうがいいです。
左コントローラーの反応
色々報告がありますが、自分の機体でも電波障害?による誤動作があります。結局、Joy-Conと本体の距離より他のBluetooth器機が近いと影響が出るみたいです。ワイヤレスのキーボードとマウスが干渉しあうことはないのに何で?って思いますが、まあ近くに置かなければ…。
手軽さ
メディアだと、「スマホにどれだけ太刀打ちできるか」みたいな騒ぎ方をしてますけど、なんかちょっと違う気がします。勿論、延長線上にその視野が入ってるんでしょうが、Switchの携帯性が売りなのは「TVじゃなくても」と「今すぐ」ってところです。外に持ち出すだけじゃなく、家のどこでもすぐ出来るのがいいんです。「ベッドに入って寝る前にもう少し」とか、「ダイニングでカップラーメン待っているちょっとした間」とかです。今までの据え置きゲーム機みたいに、リビング行って、TVつけて、ゲーム機立ち上げて、セーブデータを選んで…そういう手間が面倒で次第に触らなくなった状況をガラリと変える手軽さにあります。スリープさせておけば、すぐに再開できるので、本当にちょっとした空き時間で遊べます。
ソフトの面白さ
任天堂はゲーム自体が面白いのが一番の強みだなぁとつくづく思いました。「もう一回」「もう少し」って中毒性が高いです。よく1ヶ月も「ブレスオブザワイルド」ばっかりを、飽きずにやってるなと自分でも驚きます。正直、前作のときとか集中力が続かなく(スカイウォードはクリアまで200時間かかるという話だった)、だましだましクリアした記憶があるんですが、今作はどっぷりハマってしまいました。すでに150時間以上遊んでいると思います。
やはりそこには前述の手軽さがあると思います。正直、wiiUでやっていたらここまで、のめり込めなかったかもしれません。
「スプラトゥーン」も“試射会”なる試遊で初めて遊んだのですが、これも良くできてて面白いです。下手なりに凄い楽しめました。たぶん、発売されたら買ってしまうな…と。そうなると、他のラインナップにもちょっと興味も沸いてきて、結構ゲーム熱が上がりつつあります。
おすそ分け
「1-2 Switch」は、正直、TVゲームソフトとしてはどうなんだと思うところがあります。精密電子機器を使ったレクリエーションというか…。いっそ、3DSのARゲームみたいにデモとして付属してくれたら良かったのになぁと。
でも、遊びとしては良く出来ていて、必ずワイワイと盛り上がります。結局、DSみたいな携帯機でもお互いハードを持ってないと、遊ぶ人と見守る人になってしまうんですよね。その場で1つのハードで対等に楽しめるのは、Switchならではの良さだと思います。
ただ、Joy-Conを1人で複数買い足すことは中々踏み切れないです。コントローラー単体の値段見ると、そこまでおすそ分けは難しいかも。
その他
やはり、ダウンロード版が高いって言うのが気になります。みんなスマホゲームをやるのは、その場で手軽に選んで、手頃な値段でパッと落とし、何時でも手軽に遊べたからです。持ち運ぶのも携帯1つで手軽なわけだし。
そう考えると、ROM、パッケージ、流通等のコストが抑えられるのに、この価格設定は逆行してるなぁ、と。コンテンツ自体には魅力があるんだから、日本の「音楽」や「テレビ」の二の足を踏まないよう、今の時代に合った儲け方の仕組みで見直して欲しいです。
結構、不満的なことを多く書いてしまいましたが、それなりに触り続けて、いろいろ物思うところあるからこそ、という感じです。基本的にはSwitch自体、本当に満足しています。
あとは、品薄が解消されて、ゼルダ以外の選択肢がもっと充実してくると、話題が増えてもっと賑やかになってくるんでしょうね。
購入アクセサリ一覧
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USB充電器(記事で使ったアダプタは古すぎて取り扱ってませんでした)